今日は、築50年近いマンションの理事会だった。今の役員メンバーで行う理事会はこれで3回目になる。毎期役員が入れ替わる輪番制で、誰も積極的にやりたがらない。ちなみに、今期の理事のうち一人は、三回目の理事会にもかかわらず一度も出席していない。
管理会社の仕事は、日常の管理を行い、不備が出れば工事を提案し、受注していくことだ。しかし、普段のフロント対応が悪かったり、コスト感覚がずれていたりすると、工事は取れない。そこをどう交渉していくかがフロントの腕の見せどころで、一般的に事務職気質の多いフロントは苦手とする部分だが、私はむしろ交渉が大好きだ。
さて、このマンションは修繕積立金が現在マイナス500万円という厳しい状況にある。借入金が2,000万円あるが、現金は1,500万円ほどあるため、突発的な不具合にはなんとか対応できる。しかし、少し規模のある修繕となると、もう手が出ない。
先日、点検報告でいくつかの不具合を理事会に上げたところ、「やらなければいけないのは分かるけど、お金がないからなぁ」と言われ、すべて検討事項のまま保留になった。内容は、部屋内の漏水だ。排水管が限界を迎えており、あちこちで漏水が発生している。さらに、窓のサッシのねじ部分から水が垂れてくる現象もあり、原因は不明。調査が必要だが、大規模な調査になる可能性があるため、これも保留となった(多分、保険できるかもしれないが保険使い過ぎ)。
こうして、必要な修繕が次々と保留されていく。輪番制の理事たちは、こんな重大な決定を自分の期で背負いたくないから、早く次の期にバトンタッチしたいというのが本音だろう。この理事長は特にそうだ。住民の中には「こんなマンション、早く売ってしまいたい」と考える人がちらほら。売却も増えてきた。
この状態で来年、再来年まで持つのか。正直、誰にも分からない。保険も使いすぎれば更新を断られる可能性があり、今はまさに瀬戸際に立っている。50年過ぎると新規借り入れも難しく。